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2006年07月18日

小説? 無題 PART 8


 
    


PART 1は コチラ   PART 2は コチラ   PART 3は コチラ
PART 4は コチラ   PART 5は コチラ   PART 6は コチラ
PART 7は コチラ   PART 8は コチラ   PART 9は コチラ new












小説? 無題

PART 8











 僕はこの為に生まれたんだ・・・・・・。
 ただこれだけの為に・・・・・。















 結婚式の二次会だけあって、いい感じで酔いのまわった客達はノリもよく、パーティは大盛り上がりで順調に進んでいった。


 新郎、新婦の友人や親族による余興で楽しげな笑い声が響き渡る。
店長の友人である新郎は小さな会社を起こしてようやく軌道にのったところで、創立以来右腕となって働いてくれた新婦と8年越しの想いをようやく実らせたのだと言う。
それだけに新郎と新婦の表情は本当にうれしそうだった。







 パーティも中盤にさしかかった所で俺達のバンドの出番となった。
ボーカルの千夜ちゃんとキーボードのミヤちゃん、そしてベースで俺の友達のダイスケがステージに上がる。



 照明が暗転して暗くなる。




すぅっとスポットライトが千夜ちゃんの姿を浮かび上がらせる。
T シャツに薄紅の上着、そしてジーンズのシンプルな格好だけどスタイルのいい千夜ちゃんが着るとすごくかっこいい。
 



 優しく、そっと語りかける様な声で千夜ちゃんが歌う。
アカペラだ。



 ちなみにこの時はモニターからは一切ガイドになるものは出てないから、完全に千夜ちゃんの実力勝負だ。
それでも千夜ちゃんは音をはずす事も無く、しっかりとそしてしっとりと歌っている。
その歌声にミヤちゃんもダイスケも目を閉じて聴き入っている。

 
 歌詞は長い時を掛けて熟成していく愛を表したもので店長から新郎新婦の事を聞いた千夜ちゃんが自分で書き下ろしたものだ。


 千夜ちゃんの歌声が会場の中を静かに満たしていく。
聞いている人みんなが聞き惚れている。
アカペラでここまで魅了出来るのはそうそういないだろう。






 さりげなく千夜ちゃんが指で合図を送ってくる。
俺はそれにあわせてタイミングをはかり、足下のMIDIコントローラーのペダルを踏んだ。
その信号を受けてMacBook Proで走らせているLogicPro7が再生を始める。




 しずかにハイハットがリズムを刻み、押さえ気味に甘いトーンにしたバスドラがゆったりと鳴り出す。



 
 ダイスケのベースが千夜ちゃんの歌声をそっと支えるかの様に優しく響いている。




 千夜ちゃんのロングブレスの後、わずかなブレイクを合図に俺は愛用のギター Variax 700を弾き始めた。
 



 甘いアコースティックギターの音色を選びディレイをかけてある。
わずかにコーラスをかけて多めのリバーブでロングトーンを中心に曲の雰囲気を壊さない様に優しく、音を紡いでいく。




 同時にミヤちゃんもキーボードを弾き始めた。
エレピの音に基本的には俺と似た様なセッティングで曲の世界観を壊さない様にしている。

 部分部分でストリングスの音を重ねながら、時には千夜ちゃんのボーカルに重なる様に、時には俺のギターと対になる様に弾き分けている。






 新郎と,新婦の二人の8年に及ぶ愛の架け橋。


そしてこの日その架け橋が二人のエデン、楽園へと届いたことを祝福した愛の歌。









 その後俺達は結婚式等で定番のポップスを中心に演奏を続けていった。
途中で酔っぱらった新郎の友人達が乱入して千夜ちゃんと一緒に歌い出したのはにはちょっと困ったが、ま、無礼講ということで楽しませてもらった。
 PAオペレートしてくれた店長はいきなりの乱入でマイクのレベルがメチャクチャになり、その修正にかられて露骨にいやな顔をしてたのが印象的だったけど(笑)


 そしてしばらく歓談の時間があり、所々で友人や親族の余興が披露される。
漫才や手品などみないろいろと趣向を凝らしていてスタッフのはずの俺達も笑い転げる場面も多く、たまにはこんなイベントもいいなと俺は思った。




 そして終盤。
店長達のバンドの出番だ。


 始まった曲はオールディーズを中心としたもので、新郎新婦の好きな曲を中心に選曲したらしい。

 細い身体から絞り出す様に出るパワフルな怜君の歌声は新婦の友人達の熱い視線を集めていた。
どうも怜君は年上のお姉様方に好かれるタイプらしく、彼目当てに来る客もいたりするのは秘密だ(笑)
 
 

 何曲かは店長がドラムを叩きながらボーカルをとっていrた。
カラオケのモノマネ以外で店長の歌声を聴くのは初めてで意外な歌声にビックリした。
なんというか、シブい声だった。


 そしてラストでは新郎と新婦をステージに呼び、歌わせるという企みが決行された。
二人は慌てながらも、仲良く並んで目を合わせながら歌い出した。
アツアツな新郎新婦の様子に会場の皆から声が上がる。


怜君はというと・・・・・。
 なんとバイオリンを弾き始めた。
現役の音大生の怜君の専攻でもあるらしい。

 






 演奏が終わると、ステージ上の新郎と新婦にスポットライトが当たり二人の姿を浮かび上がらせる。

 
 いつのまにかkiroroの「未来へ」をミヤちゃんと怜君が弾き始めている。





 うれし涙に濡れた頬をぬぐいながら二人が感謝の言葉を述べる。


深々とお辞儀する二人に会場の皆から心からの拍手と声援がとんだ。











 店長を新郎新婦と共に三次会へと無理矢理送り出して、残る俺達は会場の後片付けを始めた。
細かいのは明日やることのいして、おおまかなゴミだけまとめて裏口に置いておく。
分別がやたらと細かくなって来て面倒だが仕方が無い。


 片付けの間、ミヤちゃんと千夜ちゃんは手伝いに来てくれた女性陣たちと結婚や恋愛の話に夢中になっている。


 早く片付けようよと急かす怜君を横目に女性陣は口だけは止まる様子が無い。
 
 俺とダイスケは苦笑しながらテーブルや椅子を片付けてスピーカーのアンプ、PA卓、その他の機材と電源を落としていく。

 今日のパーティの様子は据え付けと手持ちのビデオカメラで収録してあるのでダイスケが編集してくる予定になっている。
本業がビデオ編集の彼は自宅にも簡単な編集機材を揃えている。
いい記念になるだろう。



















 そして一週間後、俺達は新婚旅行に向かった二人の乗った飛行機が墜落した事をニュースで知る事になる・・・・・・・・・。





 

 








その時まだ彼は自らの宿命を知らずにいた・・・・。













 

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posted by たいじゅ@音森の館 at 11:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 小説?
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この記事へのコメント
緊張と緩和、もしくは、緊張の緩和。
桂枝雀でしたか、落語のおもしろさを説明するのに良く使っていらしゃった表現ですが、もっと緊張があれば、より鋭さの増すお話になるだろうなと、勝手に思っていました。
Posted by おのえ at 2006年07月19日 00:54
 なるほど、ちょっと緊張の展開にはなってないですね今のところ(^^;)
かなりアバウトに思いつくままに書き連ねているのでそういった点は考えてませんでした(汗)
 話的にはいろいろ伏線を張って後々の展開に使える様にはしてあるんですけど、もう少し全体的なバランスを俯瞰的に見直して上手い具合に緊張と緩和を配置出来る様にしてみます。
 またいろいろ気がついた点指摘して下さいね♪
ありがとうございます(^^)
Posted by たいじゅ@音森の館 at 2006年07月19日 10:03
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